誰がために


<内容>
理解しがたい暴力が横行する時代に、生と死、そして愛の意味を問う社会派ドラマ。巨匠黒木和雄の助監督として活躍していた日向寺太郎が、満を持して監督デビュー。主演の浅野忠信が、やり場のない怒りを胸に秘めた難しい役どころを演じきった。

<ひとこと>
不条理に妻とお腹の子を奪われた夫。少年法に守られる加害者。重たいテーマですが全てが浅い。全てが観る者の想像の範疇。ありがちなテーマですので、監督独自の視点がないと退屈な映画になってしまいますね。池脇千鶴の演技が良かったです。

<評価> 5.5点