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<内容>
昭和の日本代表する小説家、太宰治の代表作である「人間失格」を原作とした文芸映画大作。過剰な自意識が原因で周りの人間となじめず、酒や女に廃人同様に破滅していく男の魂の旅路を描く。不安や苦悩を抱える主人公像が、混迷の時代を生きる現代人の共感を呼ぶ一作。
<ひとこと>
原作の上辺をなぞっているだけですが、不思議と引き込まれました。客観的に主人公を見ることができ、原作とは違う面白さがありましたね。しかし、やはり原作ほどの深みはありませんので、原作とは別物と割り切って観た方が無難です。
<評価> 6.0点 |
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