少年は残酷な弓を射る


<内容>
イギリスの女性作家に贈られる文学賞として著名なオレンジ賞に輝く、ライオネル・シュライバーの小説を映画化した家族ドラマ。息子がとある事件を起こしたことを機に、それまでの彼と自身の向き合い方を見つめ直し、悩み抜く母親の姿を静謐かつ重厚に映し出す。

<ひとこと>
重い。少年の愛はどこで歪んでしまったのだろう?なぜ悪意がそこまで肥大化したのだろう?どこで間違えたの?何がいけなかったの?これほど重く殺伐としたムードで親子について考えさせられる作品も珍しい…。

<評価> 7.0点