ローマ法王の休日


<内容>
ナンニ・モレッティ監督が、新ローマ法王に選ばれた枢機卿の苦悩を描いたハートフル・コメディ。法王逃亡という衝撃的な展開や、ローマ法王が選出される選挙の様子などをシニカルに描写し、第65回カンヌ国際映画祭で好評を博した。

<ひとこと>
バチカンの法王が選ばれる裏側など興味を注がれるシーンはありましたが、面白いかと聞かれたら全く面白味はありません。この映画の面白さを細部まで理解できる日本人は少ないでしょう。大役の重圧と信仰の間で葛藤する正直な人間性を描いた渋い作品。

<評価> 5.0点