この子の七つのお祝いに


<内容>
第一回横溝正史ミステリ大賞を受賞した斉藤澪の同名小説を映画化。ルポライターの母田耕一は、大蔵大臣の私設秘書の身辺を探っていたが、その矢先に殺人事件が発生する。赤を基調とした画面が印象的で、岸田今日子の演技が多くの観客に衝撃を与えた。

<ひとこと>
怖い邦画といえばこれを挙げる人も多い、そこそこ名の知れた作品。昔の映画ならではの味わいはありますが、気になるのに触れないミステリーにあるまじき強引な穴がチラホラ。謎解きよりも女の情念に身震いする映画。

<評価> 5.5点