カストラート


<内容>
18世紀のヨーロッパに実在した、禁断の声を持ったカストラート。ボーイソプラノを維持する為に去勢され、現代では存在が禁じられているカストラートのバロック・オペラ。伝説のカストラートと呼ばれたファリネッリの史実。

<ひとこと>
どこから声を出してるのか。どこまで声が出るのか。この音域は生涯初体験。芸術作品に作られた弟と平凡な兄の確執、人間の欲望や不条理、テーマは重いのに演出が軽い。歌声は聴いておく価値がありますが、全体的に惜しい作品。

<評価> 6.5点