カンゾー先生


<内容>
終戦を間近に控えた昭和20年の夏。瀬戸内の田舎町を舞台に、患者を誰でも“肝臓病”と診断することから“カンゾー先生”と呼ばれた一人の医者と彼を取り巻く様々な人々との人生模様をアイロニカルに描いたドラマ。

<ひとこと>
幼さの残る麻生久美子の存在感がすごい。観る者を引き込む演技力、脱いでみせる女優魂(最も激しいシーンは本人か疑問ですが)。終戦間近の逞しい女性たちを見る映画。肝臓云々がどうでもよくなるほど、麻生久美子が全体を食ってしまった映画。

<評価> 7.0点