キャタピラー


<内容>
若松孝二監督が、戦争の愚かさと悲しみを描いた反戦ドラマ。太平洋戦争のさなかに手足を失って帰還した傷病兵とその妻の姿を描く。正義のための戦争などないという若松監督の痛切な思いが、過激な描写で語られていく。

<ひとこと>
どこかチグハグ。随時挿入される実録映像やラジオも繋がりがあまり感じられず、主題歌も良い歌なのですがなぜ突然原爆?取ってつけた感が否めず。夫婦の心理、葛藤はとても見応えがありました。戦争へ行く前の生活をもう少し描き、夫婦間のドラマに特化していればもっと恐ろしい作品になっていたような。

<評価> 6.5点