十二人の怒れる男


<内容>
既に法廷劇の代名詞となって久しい、アメリカ映画史に輝く傑作ドラマ。17歳の少年が起こした殺人事件に関する陪審員の討論が始まったが、誰が見ても有罪と思えたその状況下で、ひとりの陪審員が無罪を主張した事から物語は動き始める。

<ひとこと>
12人の男たちによる密室劇。面白い映画とはこういうものを言うのか。何だろうこの勢いは。白黒なのに、むしろ白黒が臨場感を増幅させて面白い。シンプルなのに綿密に練られた脚本、観る者が求める気持ちいい流れを分かっている傑作。私が一番好きな白黒映画。

<評価> 8.5点